2002年07月25日(当時53歳)
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前夜の10時に西宮を出発して、中央道を諏訪ICで下り、蓼科のややこしい道を通り
抜け夜中の2時に大河原峠に着く。
当日
目が覚めると大河原峠からの展望は抜群であり、眼下には雲海が広がる、天気は最高、
良い山登りが出来そうであった。
朝6時の大河原峠。 蓼科山は標高2、530mであるが大河原峠で
標高2、093mもあり2千mを越す山としては標高差が少ない。
大河原峠にはトイレがあるが臭くて結構目に沁みた (;_;
1ヶ月後の8月29日に写真の赤岳、中岳、阿弥陀岳に登り、蓼科山を見ることになる。
蓼科山下山後は次の予定の霧ヶ峰に車を走らせる。
今日は美ヶ原を含めた日本百名山を3山を登る予定。
長野県北佐久郡立科町大字芦田八ケ野
標高差:640m
'02年度の日本百名山巡り
信じられない程の良い天気になり、峠から眼下を見ると見事な雲海が
山々を包んでいた。 この峠からだけでも充分な展望が楽しめた。
大河原ヒュッテ横から登山道が始まる。
ここからは手前の山が邪魔をしていて蓼科山は見えない。
6時20分、大河原峠を出発。 石のゴロゴロした森林帯を歩き始める。
ダケカンバやシラビソの針葉樹が茂る穏やかな道が続く。
立ち枯れも多く樹林の間からは蓼科の山頂が見えている。
”前掛山”(2,354m)の横を抜けると穏やかな下りとなり1時間20分
にて蓼科山荘のある ”将軍平”に出る。この一帯には若干であるが
高山植物が咲いていた。 背後は ”蓼科山”の山頂。
蓼科山荘からは大きな石がゴロゴロした急登となる。
将軍平にある ”蓼科山荘”。
ここの標高は2,350mであるが高度感はまったくない。
1時間50分にて ”蓼科山”(2,530m)に着く。
山頂は平で広々しているが岩がゴロゴロしており歩き辛い。
樹林の無い山頂からは360°の大展望が得られた。
山頂が近付くと溶岩原の様な樹木の生えていない高山帯となる。
隔てるものが無い山頂からは大絶景ではあるが眼下にはガスが出てきている。
富士山を始め、八ヶ岳、御嶽山、乗鞍岳、北側には明日登る予定の
浅間山が見えており、山頂からは火山性ガスを噴出していた。
目の前に広がる ”八ヶ岳連山”(2,899m)。
近いうちに ”八ヶ岳”から ”蓼科山”を眺めてみたいものだ。
八ヶ岳から見た蓼科山
『日本百名山』 楽に登れる 2,500m峰。 山頂からは360°の大展望が得られた。
たてしなやま
深田久弥著の「日本百名山」から
名山であるから古くからいろいろな呼び名がある。昔は立科と書かれた。諏訪から望むと、
完全な円錐形をしているので、諏訪富士とも呼ばれた。 蓼科山は円錐形上に更に円錐丘を
戴いた複火山であって、富士に模されるのは実はこの円錐丘である。
登り:1時間50分、 下り:記録無し
この3山は余裕で1日で登ることが出来る。
2013年12月14日改定